9月のほけんだより｜厚木市の保育園、病児保育室

2022年9月15日

マーガレット保育園

さつき病児保育室

残暑は厳しいものの朝夕の涼しい風に秋の気配を感じるようになりました。元気いっぱい夏を過ごした子どもたち。夏の疲れが出やすくなる時期なので、ゆっくり休んで体調を崩さないように気を付けましょう。

 

今月は、「RSウイルス感染症」について・・・

ＲＳウイルスは、秋風邪の代表的な病原ウイルスです。乳児の半数以上が1歳までに、ほぼ100％近くが2歳までに初感染を受けますが、その後も再感染を繰り返します。毎年お盆休み明けくらいから流行が始まり、9月～10月にピークを迎えます。4～5日の潜伏期間の後、咳・鼻水、発熱などの症状が2～3日続き、徐々に咳がひどくなってゼーゼー・ヒューヒューといった喘息を伴ったり、重症の場合は39～40℃の熱が5日間ほど続くこともあります。状態によって入院が必要になることもあります。

原因　くしゃみや咳の時の飛沫やウイルスのついた手で鼻や目を触って感染しますので、周りの人は手洗い・うがい・マスクをしっかりし　　　　　ましょう。

ケア　症状が軽い場合は、風邪をひいたときと同様、水分補給、睡眠、栄養、保温に注意し、安静にして経過を見ます。脱水気味になるので、水分をこまめに与えましょう。

 

熱が出た時のお家でのケア

〇水分補給

湯冷まし、麦茶、子ども用イオン水、経口補水液果汁などが適しています。子どもが進んで飲みたがる物を与えましょう。

〇食事　

食欲があれば、喉越しがよく、消化によい物を与えましょう。乳児で食欲がない場合は1回の量を減らし、回数を増やしてみましょう。

〇衣服

熱の上がり初めで寒がる時は保温できる服で、熱が上がりきったら薄着に着替えます。汗をかいたらこまめに取り替えましょう。

〇汗をかいたら

ぬるま湯に浸し固く絞ったタオルで体を拭いてあげましょう。汗をかいた体がさっぱりし、熱を放散させる効果もあります。