２月のほけんだより｜厚木市の保育園、病児保育室

令和２年２月１７日(月)

さつき病児保育室

　生活発表会で、成長した姿が見られるとともに身体も大きくなって体力もついてきましたね。まだまだインフルエンザや胃腸炎の流行期ですが、手洗いをしっかりして予防していきましょう。

 

今月は、「流行性耳下腺炎」について・・・

原因：ムンプスウィルスの唾液を介した飛沫感染により感染します。

症状：潜伏期間の後に、37～39度の熱を出し、ほぼ同時に耳下腺が腫れます。熱が出ないで腫れだけが出ることもあります。耳下腺の腫れは、両側、片側、同時に両方、片側が腫れてから1～3日で反対側が腫れるなど、さまざまです。耳下腺だけでなく、顎の下の顎下腺まで腫れることがあります。腫れは痛みをともなうため、不機嫌でになったり食欲が落ちたりします。

熱は2～3日、腫れは3日目くらいでピークに達し、7～10日で自然に治ります。

ケア:1)刺激のない、消化のよい食事を与えましょう。

唾液の量が減り、痛みがあってかめないので、食欲が減り、消化力も落ちます。おかゆや、プリン、スープ、豆腐など、消化がよく、あまり噛まなくても食べれるものを。酸味などの刺激のあるものは控えましょう。水分補給も十分に。

2)腫れの痛みをやわらげる工夫をしましょう。

腫れている部分を冷水にひたしたタオルで冷やしたり、保冷剤などをタオルに包んで冷やすと痛みが和らぎます。

※こんなときはもう一度診察を！

1)1週間たっても腫れがひかないとき

2)熱が5日以上続くとき

3)耳の下の腫れが赤くなったとき

4)睾丸を痛がるとき

5)頭痛、嘔吐、腹痛がひどいとき

予防：予防接種でしっかり予防するのが効果的。ムンプスウィルスに対するワクチンは、毒性を弱めた生きた病原体を注射して抗体をつくる「生ワクチン」で、1回の接種で9割の人に効果があります。

花粉症対策していますか？

くしゃみや目のかゆみなど、花粉症の症状が出始める季節になりました。外出時は、マスクやメガネを掛ける、空気清浄機を利用する、規則正しい生活をする、室内に入るときに干すなど、花粉対策をして、少しでも快適に過ごせるようにしましょう。