【保育時間】月〜金曜日:7:00〜18:00 / 土曜日:7:30〜18:30
【 休 園 日 】日曜日、祝日
2024.12.17
今年は12月21日が冬至となります。1年の中で一番夜が長く、その日にゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べたりすることでかぜをひかなくなると言われています。ゆず湯で体を温め、かぼちゃで栄養をたくさんつけ、かぜ知らずの健康な体を目指しましょう。
◉今月は、ノロウイルス・ロタウイルスについて・・・
◇ノロウイルス◇
ノロウイルスは、牡蠣やしじみ、あさり、ホタテ等の二枚貝の消化管に潜んでいて、食べた人の腸内で増えます。微量の菌でも感染し、1~2日の潜伏期間を置いて、悪寒、発熱、下痢、嘔吐、腹痛などの症状が出ます。特に牡蠣は消化器官を含めて生で食べることが多いので、発症の可能性が高くなります。症状が出たら、すぐに医師にかかりましょう。症状が治まっても2~3週間は便の中にウイルスが出ることがあります。二次感染をしないよう、十分な注意が必要です。
下痢の症状があれば、入浴は一番最後にするか、シャワーだけにしたほうがよいでしょう。食事は油物を避け、野菜スープや味噌汁などの温かい物を薄味にして出しましょう。また、りんごやにんじんには整腸作用があるので、りんごのすりおろしを与えたり、にんじんをおかゆに混ぜたりして調理するのもお勧めです。毎日の予防には、調理前の十分な手洗いはもちろん、調理器具を塩素系の漂白剤に浸けたり、熱湯をかけて消毒をしたり、食品を熱湯で1分以上加熱したりすることが効果的です。
◆ロタウイルス◆
冬から春先に大流行する感染性胃腸炎で、激しい嘔吐、白くて水っぽい下痢などの症状が出ます。水分を取りたがらない、おしっこの量が少ない、または半日以上出ていない、目の周りがくぼんでいるなどの症状が出た場合は、すぐに医師にかかりましょう。おもちゃの消毒や、おむつ替えの後の手洗いも、感染予防に効果的です。また、接種年齢に制限があるので注意して下さい。
◉下痢をした時は・・・
便の状態を確認します。色、固さ、血液が混じっていないかなどを、チェックし、受診する時に説明できるようにします。便の写真を撮り、医師に診てもらうのもよいでしょう。
・下痢の時の食べ物
おかゆ、うどん、野菜スープ、バナナ、りんごのすりおろしなどが適しています。生野菜や、柑橘系の果物、バターの多いパン、油っこい物、消化の悪い物は避けましょう。
子どもは胃腸が未熟なので、よく下痢になります。ノロウイルスやロタウイルスを伴う下痢は、周囲への感染を防ぐため、迅速に処理しましょう。